父と母はふだん同じ部屋で過ごしていました。それが、父の耳が遠くなりだしてからは変化しました。父がテレビをつけると爆音に耐えられず母が別の部屋へ行くようになり、気づけばテレビがついてなくても2人が同じ部屋で一緒に過ごすことがなくなりました。
爆音でテレビを見るのは耳に悪影響を与えるし、母だけじゃなく近所迷惑の心配もあります。でも父としては「聞こえないんだからしょうがない」という感じです。
この記事では、テレビの音が聞こえにくい対策として、今すぐ無料でできる設定変更や、大音量にしなくても言葉がハッキリ届くテレビスピーカーの活用など、あらゆる解決策を紹介します。「最近、テレビの音が小さくなった」「声がこもって聞き取りにくい」と悩んでいるご家族は、ぜひ参考にしてください。
テレビの音が聞こえにくい・音がこもる意外な原因
原因1:テレビの周りに余計なものを置いている(音がこもる原因)

薄型テレビは、デザインを優先させた結果、スピーカーが「下向き」や「背面」になっているって気づいてましたか?
実は、音を壁やテレビ台に反射させて視聴者に届ける仕組みになっているんです。
なので、テレビの前にぬいぐるみや布製の敷物が置いてあると、これらが音を吸収してしまい、テレビの音がこもる原因になってしまいます。
心当たりがあったら、まずはテレビの周りをスッキリさせてみてください。これがテレビの音が聞こえにくい対策の第一歩です。
原因2:テレビとの距離や高さが合っていない

反射して耳に届く音は、テレビから離れすぎたり、耳の高さがズレたりすると、正しく届かずに分散してしまいます。
メーカーは「ここがテレビを見るのに最適な位置」というのを想定して設計しています。これを知ることが、テレビの音をハッキリ聞き取るための重要なポイントです。
まずは以下の表を参考にして、テレビとの距離を見直してみましょう。
| テレビの種類 | 最適な視聴距離の目安 |
| 4K / 8Kテレビ | 画面の高さの約1.5倍 |
| フルハイビジョン | 画面の高さの約3倍 |
テレビの高さも気にしてみましょう。

テレビ台やスタンドをつかって、テレビ画面の中央が顔と同じ高さか、すこし低いくらいに置くと最適です。
ここで紹介したテレビとの距離は、あくまでも目安です。一般社団法人 日本人間工学会のガイドラインでは、これより少し長い距離が推奨されているケースもあります。
数値にこだわりすぎず、自分が不快に感じない範囲で調整してくださいね。
テレビの音声設定(イコライザー)を変更する
「最近、テレビの音が小さくなった」「テレビの音が聞こえにくい」 という方は、音声設定が耳に合わなくなってきてるのかもしれないので変更してみましょう。
「設定」と聞くとむずかしく感じるかもしれませんが、ここで紹介してることを落ち着いてやれば大丈夫。ぜひ試してください。
【操作の共通ルール】
- 【 】:リモコンのボタン
- [ ]:テレビの設定画面に表示される項目
SONY BRAVIAの音声設定
【】はリモコンのボタン、[]はテレビの設定画面に表示される項目を表しています
- リモコンの【クイック設定】を押す。
- [音質モード]を選択して【決定】を押す
- 「くっきり音声]を選択して【決定】を押すと完了
東芝 REGZAの音声設定
【】はリモコンのボタン、[]はテレビの設定画面に表示される項目を表しています
- リモコンの【設定】を押す
- [音声設定]を選択して【決定】を押す
- [音声メニュー]から[クリア音声]を選択すると完了
シャープ AQUOSの音声設定
【】はリモコンのボタン、[]はテレビの設定画面に表示される項目を表しています
- リモコンの【ツール】を押す
- [音声調整]を選択して【決定】を押す
- [高音]のスライドバーを右(+)に動かす
- [低音]のスライドバーを左(ー)に動かす
- [サラウンドモード]を「切」
シャープ AQUOSは他のテレビのように声が聞こえやすくなるモードが用意されていません。そこで、「高音」「低音」を調整することで声が聞こえやすくなるモードに近い状態をつくりだします。
パナソニック VIERAの音声設定
【】はリモコンのボタン、[]はテレビの設定画面に表示される項目を表しています
- パナソニック VIERA
- リモコンの【メニュー】を押す
- [設定]を選択して【決定】を押す
- [音声調整]から[快聴]を選んで【決定】を押して完了
ハイセンスの音声設定
【】はリモコンのボタン、[]はテレビの設定画面に表示される項目を表しています
- リモコンの【設定】を押す
- [音声設定]を選択して【決定】を押す
- [音声メニュー]から[クリア音声]を選択したら完了
LGの音声設定
【】はリモコンのボタン、[]はテレビの設定画面に表示される項目を表しています
【設定】
- [︙]
- [音声]
- [モードの選択]
- [クリアボイス]または[クリアボイスプロ]
わかりにくくて申し訳ないのですが、取扱説明書に詳しい手順が掲載されていなかったので、そのままここにも書かせてもらいました。
ここで紹介した方法でできない場合
モデルによっては、ここで紹介した方法で音声設定ができない場合があります。
その場合、取扱説明書の「音声設定」の項目を見て設定してください。
取扱説明書が見つからない、探すのがめんどくさい場合は、『(テレビの型番) 取扱説明書』で検索してください。
インターネット上で公開されている取扱説明書を見ることができます。
テレビの音が聞こえにくい対策の切り札「テレビスピーカー」
設定を変更してみてどうでしたか?少しでも聞き取りやすくなったでしょうか。
もし「あまり効果を感じられなかった」「もっと劇的に改善したい」ということであれば、外付けのテレビスピーカーを導入するのが最も効果的です。
テレビスピーカーには大きく分けて2つのタイプがありますので、それぞれの特徴を紹介しますね。
1. 近くで鳴らす「手元スピーカー」

「手元スピーカー」とは、自分のすぐ近くに置いて使う小型スピーカーの総称です。オーディオテクニカやSONYといった大手メーカーが多くのモデルを販売しています。
物理的にスピーカーを耳に近づけることで、テレビ本体の音量を上げすぎなくても聞こえやすくなるのが最大の特徴です。
- 接続タイプ
有線ケーブルでつなぐ安価なものから、ワイヤレスで自由に移動できるタイプまで様々。 - 価格帯
約3,000円〜20,000円前後と幅広いため、予算に合わせて選びやすい。
「もっと詳しく比較したい」という方は、こちらのテレビスピーカー おすすめ記事も参考にしてみてください。
2. 言葉をハッキリ届ける「ミライスピーカー」

音をただ大きくするのではなく、特許技術(曲面振動板)によって「言葉」をハッキリさせて届ける、新しいタイプの聞こえるスピーカーです。
手元スピーカーのように自分の近くに置く必要はなく、テレビの横に置くだけ。それだけで、離れた場所にいてもニュースやドラマのセリフがクリアに聞こえるようになります。
わが家の体験談
父の爆音に耐えきれず別室へ避難していた母ですが、このミライスピーカーをプレゼントしてからは、以前のように同じ部屋でテレビを楽しめるようになりました。
父いわく「言葉がしっかり耳に届いてる感じ」だそうです。家族の平和を取り戻してくれた、わが家にとっての救世主です。
ミライスピーカーは、万が一合わなかった場合でも公式サイトなら「60日間返金保証」が付いています。
👉️ 60日間返金保証についてはこちらでわかりやすく解説しています。
「手元スピーカー」と「ミライスピーカー」の比較表
| 項目 | 手元スピーカー | ミライスピーカー |
| 聞こえ方の仕組み | 物理的な距離を縮める(耳のそばで鳴らす) | 音質を変換する(特許技術で言葉を明瞭に) |
| 設置場所 | 自分の近く(テーブルの上など) | テレビの横(据え置き) |
| 主なメリット | 周囲に迷惑をかけず、自分だけ小さな音で楽しめる | 離れていても言葉が届く。家族全員で一緒に聞きやすい |
| 価格帯(目安) | 約3,000円 〜 20,000円前後 | 19,800円 |
| こんな人におすすめ | ・安価に対策を始めたい ・深夜に一人でテレビを見ることが多い | ・耳の遠い家族と一緒にテレビを楽しみたい ・「機械を使っている」と意識せず普段通り過ごしたい ・なるべく簡単に使えるものがいい |
根本的な原因「聴力の低下」と向き合う
聴力は男女ともに40代から徐々に低下すると言われています。 (出典:国立病院機構 東京医療センター資料)
年齢を重ねるにつれ高い音からゆっくり聞こえにくくなるため、自分では気づきにくいのが厄介なところです。「耳が悪くなった」ではなく「テレビの調子が悪いのか、音がこもっている」と感じてしまいがちです。
60代になると聞こえにくい音域が広がり、生活に支障が出て初めて自覚する人が増えていきます。 (参考:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)
テレビの対策も大事ですが、まずは現在の耳の状況を知るために耳鼻科を受診しましょう。「病院はちょっと……」と気が引けるかもしれませんが、受診には大きなメリットがあります。
- 生活の質の向上
適切な治療やアドバイスで、日常のストレスを減らせます。 - 隠れた病気の発見
単なる加齢ではなく、治療が必要な病気のサインである可能性もあります。
自分らしく過ごし続けるためにも、一度専門医に相談することが大切です。
まとめ:テレビを通して「家族の会話」を取り戻す

テレビの音の問題は、単なる「音量」だけの問題ではありません。
大音量が原因で家族が同じ空間にいられなくなったり、近所迷惑を心配したり。それは、知らず知らずのうちに生活の質を落とすことにつながっていきます。
以前は同じ場所でテレビを見ていた両親が、別々の部屋で過ごしているのを見たとき、私はなんとも言えない気持ちになりました。
音を大きくするのは父が悪いわけではなく、聴力の低下は仕方のないことです。でも、母が一緒にいるのがつらいと感じるのも、また仕方のないことなのです。
だからこそ、私はできることの第一歩として父にミライスピーカーをプレゼントしました。
まずは今すぐできる「テレビ周りの片付け」や「音声設定」から試してください。それでも解決しないときは、費用はかかりますが、家族の平和を取り戻す投資としてスピーカーを検討してみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

