もくじ(気になる見出しをタップ!)
- はじめに
- こだわりチョコを混ぜ込んだ『チョコレートチャンククッキー(スターバックス)』
- 絶妙な3つのバランス『レーズンウィッチ(鎌倉 小川軒)』
- 再現度が高い名古屋みやげの新定番『小倉トーストラングドシャ』
- 説明不要の人気者『白い恋人』
- 1コ100キロカロリーのうまさ『メイプルリーフクリームクッキー』
- ひとり甘じょっぱいループ『チーズガーデンのチーズラングドシャ』
- 素朴だけど幻のクッキー『ミッシェルバッハのクッキーローゼ』
- 1コでとまるわけない『ロイズのバトンクッキー ココナッツ』
- ザ・庶民の味方『チョコチップクッキー(イトウ製菓)』
- アグレッシブな甘さと満足感『メルバ アップルパイクッキー』
- チョコなのか、クッキーなのか、『メルバ ブラウニークッキー』
- おいしさの秘密は二重構造『カントリーマアム(ココア)』
- まとめ
はじめに
ランキング形式で紹介しようと思ったんですけど、それぞれ個性があって順位をつけられませんでした。ということで紹介文だけじゃなく「こんな人にオススメ」も参考にしてください。
“幻のクッキー”から“コンビニで買えるもの”まで。新しいコーヒーの引き立て役と出会えますように。
こだわりチョコを混ぜ込んだ『チョコレートチャンククッキー(スターバックス)』
スターバックスで安定感ある人気を誇る「チョコレートチャンククッキー」はもう食べました?
まずは温めてあげてください。そうすることで高いポテンシャルを発揮します。
チョコがところどころ顔を出すクッキーはカートゥーンネットワークで主人公が食べてそうなビジュアル。そしてアメリカンな大きさ。
外側はザクッ、中はシットリを超えて「ネットリ」「ネチッ」と、とにかく頭に「ネ」が付く食感。
温めたことでチョコはトローッ、生地はバターの風味がホワァーッ。そしてウマーッなのであります。
ちなに、見た目はチョコチップクッキーのようですが、ちょっと違います。「なにがちゃうねん!」の声にこたえると入ってるチョコの大きさが違います。「チップ<チャンク」こんな感じです。
もっと手軽に食べたいというあなたにはローソンのモノをオススメします。
絶妙な3つのバランス『レーズンウィッチ(鎌倉 小川軒)』
レーズンとクリームをクッキーでサンド。クッキーにスライスしたアーモンドがそっとのせられています。
かめばサクッと軽く、くだけるクッキーはバターがリッチにつかわれ豊かな香り。ラム酒におとなしく漬け込まれた良質なレーズンのフレッシュな歯応え。生クリームみたいな特製クリームはなめらか。
クッキーは口の中でホロッととけ、レーズンから拡散されたラム酒の香りは鼻からサヨナラしていく。最後は特製クリームのマッタリさが遅れて去っていく。
とにかく、クッキー・レーズン・クリーム。この3つのバランスが絶妙で、満足度が高い。というと“1コでお腹イッパイ系”みたいに思えるけど、意外と“ついついもう1コ系”。
ここまで読んでみて「六花亭のやつとは違うん?」と思った人は手をあげてもらえますか。そりゃそうですよね。僕もよくわからなかったので簡単に説明するとクリームがちがいます。
小川軒のレーズンウィッチはショートニングをつかった比較的アッサリな特製クリーム。一方、六花亭のマルセイバターサンドはホワイトチョコとフレッシュバターでつくったコッテリなレーズンバターをサンドしています。
ということで、今回紹介しているレーズンウィッチは比較的アッサリ、マルセイバターサンドはより濃厚ということになります。お好みでどうぞ。
「いやー、それはちょっとね。もっと気軽に食べたいなー」という人にはセブンイレブンの“濃厚クリームのレーズンサンド”をオススメします。
再現度が高い名古屋みやげの新定番『小倉トーストラングドシャ』
“小倉トースト”っていうのは、トーストした食パンにバター(もちろんマーガリンでもよい)とあんこをのっけたもの。これをお菓子で再現したのが“小倉トーストラングドシャ”。名古屋みやげの新定番ということで人気の一品です。
食パンを意識しまくった形のラングドシャ。フチに焼き色をつけて食パンの耳っぽくなってなってます。そいつがチョコをサンドしてるというシロモノです。
ラングドシャはサクサクッと軽く、マーガリンの香りとサンドされたチョコの小倉あん風味の相性はスバラシー。
目を閉じて口の中でサクサクモグモグやってると本物の小倉トーストを食べてるような感覚に。っていうのは言いすぎだけど、うまい棒くらいの再現度を感じる。
小倉あん風味のチョコは甘すぎないので食べやすく、コーヒーがなくなるまで食べ続けてしまいそう。
色々書きましたけどイメージできたでしょうか?できない?そんじゃーコレでどうだ。一言でいうと北海道みやげ“白い恋人”のあんこバージョンって感じです。
残念ながら購入できるのは名古屋周辺なので知り合いで名古屋に行く人がいればリクエストしてみましょう。通常価格より高くてもいいよ、という人いますか?楽天市場で買えるので検討してみてください。
説明不要の人気者『白い恋人』
説明講釈一切不要なんじゃないかと思わせるほど有名な北海道みやげ“白い恋人”。ラングドシャでチョコをサンドしたお菓子です。
おみやげものは昔“おいしい”という概念がなく、“行ってきた証明書”の機能しかありませんでした。(なにを言いだすんだと不安になったと思いますがもう少しお付き合いください)
一塁ベースを薄くしたような箱に個包装のお菓子がズラーッと並ぶ。そこに一方的かつ投げやりに町の名前をつけたおみやげモノのお菓子。
味はふだん食べてるお菓子以下。そんなのが当たり前の時代にキラキラと輝きながらあらわれたのがこの“白い恋人”でした。
クッキーには「四角いのね」という感想しかありませんでしたが、チョコの厚みをみて「こいつ!タダモノじゃない!」と思わずその場から一歩下がってしまいました。だってこの時代のチョコは「いかに薄く・少なくできるか」だったからね。んで食べてビックリ、なんとうまいです。
ラングドシャ(クッキー生地)はサクッのちホロッな食感。そこになめらかでコクのあるホワイトチョコが「どうよ!」といった雰囲気で舌の上にゆっくり腰をおろしてとけていきます。でも黙ってとけていくのを待ってはいけません。とけきる前に口を細めてコーヒーを注ぎ込んでください。
チョコが甘めでパンチがあるけど、口の中に入った状態で次のを開けちゃうおいしさです。
公式サイトから買った場合、届くまで4〜6日かかるとされています。急ぎの場合は値段が高くなりすが、翌日配達に対応している楽天市場のお店での購入を検討してみてください。
1コ100キロカロリーのうまさ『メイプルリーフクリームクッキー』
カナダの老舗メーカーがつくる、クリームをサンドしたクッキー。袋をあけるとメイプルシロップの甘い香りで思わずニヤリ。
もみじまんじゅうを若干ファンシーにしたかわいい形のクッキー2枚でクリームをサンド。クッキー・クリーム・クッキーの厚みがおそろい。見てるだけ鼻息があらくなっちゃう。
クッキーはサクホロッと口の中でほどけると次はメイプルシロップをミックスしたあまーーいクリームが舌にのこり、メイプルシロップの香りがほんのり。舌触りとしてはオレオのクリーム。
いかにも外国のお菓子という味、日本のメーカーではここまで踏み込めない甘さが特徴。これが好きなら甘党、と甘党のリトマス紙的役割を果たしている(僕の周辺)。
舌に残るクリームの余韻はコーヒーを一口すすったくらいじゃー完全にリセットすることはできないほどのパンチあり。最終的には「ハマる人はハマる」という当たり前のことを言わせてしまうクッキーでした。
ちなみに1コ100キロカロリー。知ってしまいましたけど知らないフリしてガッツリ楽しんでください。
ひとり甘じょっぱいループ『チーズガーデンのチーズラングドシャ』
“御用邸チーズケーキ”が有名なチーズガーデンがつくるホワイトチョコとチーズクリームをラングドシャでサンドした一品。
薄く焼き上げたキャシャなラングドシャは、サクッと噛めばバターの香りが口の中にひろがって鼻から抜け、顔のまわりをただよいます。
そのまま噛み続けるとラングドシャ・ホワイトチョコレート・チーズクリームがいい分量で混ざりあう。ホワイトチョコレートの甘さとチーズクリームの塩味が仲良くハグしあって独特であざやかなおいしさがうまれます。
これはしょっぱいお菓子のあとの甘いお菓子がクソうまい(失礼)、アレをひとつのお菓子で再現してるのと同じ。この甘い→しょっぱいはループに突入してしまい、加速度をつけて食べ続けることになるのであります。
こんな感じで“ひとり甘じょっぱい”のチーズラングドシャの完成度は高く「コーヒーの出番はないんでねーの?」となりそうですよね。でもチーズクリームの濃厚さとホワイトチョコレートのコクがコーヒーにあうんです。
素朴だけど幻のクッキー『ミッシェルバッハのクッキーローゼ』
高級住宅街にあって地元の人に愛されまくってる洋菓子店ミッシェルバッハのクッキーローゼ。この名前は2種類のクッキーが入ったセットのこと。開店前から並んでも買えないことがあるほどの人気で“幻のクッキー”なんて言われてたりする。
レトロな花の形か、それとも上にかかった粉砂糖のせいか、どことなく懐かしい。なんやろか。
2種類のクッキーの内訳はこう。チョコクッキーにはミルクチョコ、バニラクッキーにはアプリコットジャムがのっかってる。
「サクッ」と「ザクッ」の中間に位置する軽い食感。クッキー自体は甘さ控えめ。バターの風味を楽しんだあとに、上にかかった粉砂糖のナイスな仕事っぷりによるイー感じの甘さに気づきます。
コクのあるミルクチョコ、甘酸っぱいアプリコットジャムがやさしいクッキーによくあいます。んで、こーゆー甘いのがのっかってる系はコーヒー!と言い切りたいところですが紅茶もいいんだよなぁ。
3日かけてつくってる、入手しにくい、幻のクッキー、そんなキーワードが頭の中でチラついて特別なおいしさを期待すると思うけどそういうのじゃーないんです。素朴でシンプルな味だけじゃなくて形、サイズ、色、食感、質感などなど全部ひっくるめて“ちゃんとおいしい”そんなクッキーです。
お取り寄せはやってないので、購入するには兵庫県西宮市にあるお店に行くしかありません。行ったとしても開店前からクッキーを求めるお客さんが並んでるので買えないかもしれないという絶望のオマケ付きです。
1コでとまるわけない『ロイズのバトンクッキー ココナッツ』
生チョコやチョコがかかったポテトチップで有名なロイズのクッキー、その名も“バトンクッキー”。
薄く焼き上げたクッキーの片面にチョコレートをコーティング。全面じゃなく片面ってとこが奥ゆかいじゃありませんか。
サクサクッと軽い食感のクッキーからはローストしたココナッツの風味がさりげない。そこに片面チョコレートの品のある甘さ。これらの比率が絶妙だからだせるおいしさです。
ちょうどイイ甘さでくどくないことと、クッキーの軽い食感を考えると、最初に3つほど封をあけてから食べはじめるのがよいですね。いっぺんにそんないらない?まぁまぁ、やってみてください。
値段が高くなっちゃいますけど、amazonや楽天市場でも買うことができます。
ザ・庶民の味方『チョコチップクッキー(イトウ製菓)』
クッキー・ビスケット一筋のイトウ製菓がつくる“チョコチップクッキー”。簡単にいうと細かいチョコがクッキーの中にランダムつっこまれたクッキーです。スーパーなんかで見かけますよね。
ほかのチョコチップクッキーと見分けがつかないくらいスタンダードなスタイルで、見た目からして安心感があります。
クッキーをザクッと噛むとシナモンの香りがフンワリ。混ぜ込まれたチョコチップは口の中でくだけたクッキーを追いかけてくるように控えめな甘さがやってきます。クッキーとチョコチップの食感のちがいもイイ。食べ応えもあり。
チョコチップクッキーが好きな人にとって家族の次に大事な“チョコチップの量”についてですが、同じ価格帯のモノと比較したら多いほうです(感覚的に)。
チョコチップが多いって書くと不安になる人もいると思いますけど、安心してください。ちゃんとクッキー生地とのバランスも考えられてていいバランスです。
そだそだ。スーパーで売ってると書きましたけど、どこでもあるわけじゃありません。そういうときはファミリーマートへレッツゴー。ミニサイズですけどミスターイトウのチョコチップクッキーを買うことができます。その名も“ひとくちサイズのチョコチップクッキー”です。
あとはamazonや楽天市場でも買うことができます。
アグレッシブな甘さと満足感『メルバ アップルパイクッキー』
オランダのビスケットメーカー、メルバ社がつくる“アップルパイ風味のクッキー”。袋をあけるとアップルのいい香りが鼻をなでます。
厚みのあるクッキーはザクッとした食感。ハッキリしたシナモンの香りが口の中に広がります。
中にはレーズンとアップルジャム。クッキー自体の甘さ、アップルジャムのさわやかな甘さ、レーズンの甘酸っぱさがちょうどいい感じに一体化していて思わずほおばってしまいます。
いかにも外国のお菓子という感じの攻めた甘さで、食べた感あり。なかなかのパンチです。このパンチがあるからこそコーヒーと合うんです。
チョコなのか、クッキーなのか、『メルバ ブラウニークッキー』
上で紹介した“アップルパイクッキー”と同じオランダのビスケットメーカー、メルバ社がつくるチョコレートケーキ(ブラウニー)風のクッキーです。
分厚いクッキーに濃厚なチョコチップが「どや!どや!」とタップリ混ぜ込まれている。そんな内情はわかんないのに感じる威圧感。
サクッ、ザクッ、と軽い食感と反比例する食べ応え。食べすすめると起こる「クッキーの中にチョコが入ってるんじゃなくて、チョコの中にクッキーが入ってるんじゃないか」という錯覚。
仕事や家事、試験勉強など疲れたときにどうぞ。「おいしい」と口からでるより、カラダがヨロコブ濃厚な甘さ。1週間の折り返し地点である水曜日の夜に食べるのがオススメ。(朝の占いみたいになった)
おいしさの秘密は二重構造『カントリーマアム(ココア)』
ケーキ屋さんとして有名な不二家がつくってるクッキー。コンビニだけじゃなく、スーパーやドラッグストアなんかでみたことあるって人が多いんじゃないでしょうか。
初めての人は不安になるくらいシンプルな見た目ですが、中にはしっかりとチョコチップが入っています。
もうすこしちゃんと言うと、カントリーマアムは二重構造。しっとりしたチョコチップクッキーがサクッとしたクッキー生地に包まれてるイメージです。
この二重構造が複雑な食感と食べた人の「なにこれ?」をうんでいます。
メンドーでなければレンジで温めてみてください。中のチョコがトロッ、甘さも増しておいしいですよ。他にはトースターで軽く焼く人もいるみたいです。
ご近所のお店より値段が高いと思いますがamazonや楽天市場でも買うことができます。
まとめ
僕はクッキーをそんなに食べなかったのですが、コーヒーを頻繁に飲むようになってきてその相性の良さを知り食べるようになりました。
そこからは「これ、あうかなー」とコーヒー中心にクッキーを選んだり、コーヒー好きの友達に教えてもらったり、いただいたりでいろんなものを食べたので一旦整理する意味で記事にしてみました。
あなた好みのクッキーと出会えますように。ほなね。