レビューを読んでみると効果を感じてる人、感じてない人、両方いて不安でした。その不安が解消できるまで時間をかけて調べ、納得したところでテレビの音が聞こえにくくなってた父(74歳)に購入。
ミライスピーカー ホーム(以下「ミライスピーカー」)を実際につかってもらうと、期待通りテレビの音が聞き取りやすくなったようでした。
今では、実家にある2台のテレビのうち、ミライスピーカーを接続した方でしかテレビを見なくなるほど気に入ってくれています。
聞こえに問題がない母は、父がテレビを観るときの爆音から開放され、風が気持ちいい季節に近所迷惑を考えずに窓をあけられるとよろこんでくれています。
そして僕は効果を目の当たりにしてしまったので、なんとなく自分用に買おうか迷っています。
そんなミライスピーカーのレビューを以下の流れで紹介していきます。
もくじ(気になる見出しをタップ!)
他にはない詳しいレビューがあなたの疑問を解消。ミライスピーカーはあなたにとって本当に必要なものなのか判断できます。
ミライスピーカーを買って後悔してることはない。あ、でも不満がひとつだけ。
買って後悔してることはありません。
そんなこと言われても信じられないですよね。僕があなたでも当然信じられません。でも本当にありません。
僕にとって高い買い物だったので、後悔しないように購入まで長い時間をかけ、
- 製品説明、取扱説明書
- amazonや楽天市場などのショッピングサイトにある全てのレビュー(特にネガティブなもの)
- 代表取締役社長や創業者、ミライスピーカーを導入してる企業のインタビュー
- 会社概要
これらを猜疑心全開でいやらしくチェック。
ことわざに「石橋を叩いて渡る」ってのがありますが、その石橋に「そんなに叩いたら壊れるわッ!」とツッコまれそうなくらい過剰に下調べしたこともあって、裏切られた感はゼロ。期待通りの製品でした。
ただ、ホントにホントにまったくないの?と念を押されると、ひとつだけ出てきました。
後半でも触れますが、ミライスピーカーの電源をオフにするのに、ミライスピーカーがあるところまでノコノコ歩いていって、本体裏側にあるスイッチをオフにする必要があること。これが不満です。
ミライスピーカーにはリモコンがないので、しょうがない話ではあるんですが、やっぱりめんどくさいんですよね。
期待通りの効果、接続・操作方法の簡単さ、購入前にメールで問い合わせしたときの対応、どれも満足しています。ほんと電源を切るめんどくささだけ。
ということで父に使ってもらいました。
数字で実感、ミライスピーカーの効果
まずはじめに、ミライスピーカーをつかってる父の情報。
- 74歳
- 去年からテレビの音が聞こえにくいようで絶賛音量上げ上げ中
- 自称老人性難聴
- 耳が遠くなってきてる以外はいたって健康
テレビを観る位置はこんな感じ
置き場所は、ミライスピーカーは公式サイトでテレビに向かって右に設置してたのを見かけたのでそのまま真似しました。
置き場所の注意点については以下の記事を参考にしてください。
ということで、録画してた「朝だ!生です旅サラダ」をミライスピーカーホームから出した音声で観てもらいました。
ググッと厳しくなる父の表情。
僕「え、あかん?」
父「いや、聞こえやすいで」
そう答えてくれたのですが、もしかして本当は効果がないけど僕に気を使って正直に言えないんじゃ・・・そんなことが頭をよぎりました。
僕「ほんだらなんでそんな厳しい顔なん?」
横にいた母「いっつもテレビみてときって人殺しみたいな顔してるやん(笑)」
そうでした。子供のころ、いつも怖い顔でテレビを観てて話しかけづらかったなぁ(遠い目)。
すいません。話を戻します。
結局、ドンドン音量を上げていって「効果ないやんけッ!」と手に持ってた取扱説明書を床に叩きつけるなんてことはありませんでした。
音量を上げたり下げたりしたのち、ベスト音量を見つけたようでリモコンから手をはなした瞬間、テレビの近くに座ってた母が父に向かって「これで聞こえてんの?」と聞くほどの音量を維持。
音量を数字でいうと「36」→「18」になりました。
*東芝のREGZA 32C8000(2009年)での音量です。メーカーや型番によって違うと思うのであくまでも目安ということで。
こうやってボリュームが下がったのを数字で知ることができてはじめて効果を実感することができました。テレビのボリュームを可視化する発明をしてくれた人、ありがとう!
ミライスピーカーと関係ないのですが、いつも怖い顔をしてテレビを観てた父も、1980年代の堀ちえみ主演ドラマ「スチュワーデス物語」の最終話は、横を通った僕に目もくれず涙を流していたことがありました。涙を見たのはこれ1回だけ。ほんとどうでもいいんですけど。
では、もう少し詳しく感想を聞いてみましょう。
ミライスピーカーは言葉がしっかり耳に届く
スチュワーデス物語で人間の心があることを証明した父にどう聞こえてるのか聞いてみました。
僕「どない?」
父「クリアやな」
レビューで100万回見かけたような感想。もうちょいなんかあるやろ。
僕「もうちょい具体的に」
父「ほんだらー・・・(沈黙)・・・言葉が耳に届いてるって感じやな」
沈黙の長さだけ高まった期待をいっさい超えてこないシンプルさ。逆にいい!あれ?そうでもないですか?
ちなみに聞こえに問題のない母(66歳)、僕(46歳)は父が聞こえるボリュームで一緒にテレビを観ていてうるさく感じることはありませんでした。
ミライスピーカーのサイトに書かれていて、うさん臭いと思ってた
は本当でした。この場を借りてお詫び申し上げます。
ついでなんで、クリアに関連しそうなエピソードをひとつ。
母が近くでドライヤーをあててるときは、リモコンのボタンを連打じゃなくて強く押しこんで音量を上げてたのに、今はそんなに音量を上げなくても聞こえると父が驚いてました。
感想を聞いても、ほとんど表情を崩さず無味無臭な感想しかくれなかった父ですが、この話のときはテンションがちょっとだけ高かったのがおもしろかったです。
ミライスピーカーの口コミ・評判を見るクリアに聞こえるミライスピーカーですが、音質はどんなもんなんでしょうか。気になりますよね。
ミライスピーカーの音質はラジオ。だから聞きとれる
レビューを読んでると音質に対するネガティブな意見をよく目にするので気になりますよね。
僕「音質があんまりよくないって言われてんねんけどどない?」
父「そうか?」
父の口から出たのがたったの3文字だったので伝わならなかったと思いますが、「そうか?」と言ってるので、少なくとも気にはなってないようです。
僕「ラジオみたいで音が悪いとか言われてんねんけどどう?」
父「ラジオ?そうかなぁ。テレビと違うなーとは思ったけど、悪いとは思わんかった。ええとも思わんかったけどな」
らしいです。
話してて思ったのですが、父には音質という概念がないのかもしれない。
僕「音質とか気にならへんの?」
父「気になるか?聞こえたらそれでええんちゃうんか」
ぐうの音もでない僕。
音質についてネガティブな意見をひとつでも聞けるかなと思ったのですが、父にとって大事だったのはあくまでも「聞こえること」というのを再確認させられただけでした。
ミライスピーカーの口コミ・評判を見るこれをきっかけにミライスピーカーを使いもしない僕が、音質についてとやかく言うのってちょっと違うのかなって思うようになりました。
でも、父のように耳が悪くなくてもミライスピーカーに興味がある人もいると思うので、聞こえに問題ない僕が音質についてどう感じたかも書いておきます。
聞こえに問題のない僕にはスリムで立体的に聞こえた
聞こえに問題のない僕ですが、何かの参考になるかもしれないので感想を書かせてもらいます。
むずかしいことはわからないのですが、声を聞き取りやすくするために、余分な音を削ぎ落としてるように聞こえます。
そのせいで音が痩せた印象になり、昔ながらのラジオのように聞こえるのかもしれません。
ただ、この「痩せた音」はムダな部分が削ぎ落とされた結果なのか、言葉の輪郭がクッキリした感じで立体的。
音としてだけじゃなく言葉としてしっかり耳に入ってくる感じ。
よくある「聞こえるんだけど何しゃべってんのかわかんない」ということがありません。
どこかで100万回聞いたような気がした父の「クリアやな」という感想は、こういうことを言ってたのかもしれないと思って確認したら
父「まぁ、そんな感じやわ」
長文メールの返信が1行だったときのような寂しさはさておき、まぁ、そんな感じらしいです。
ということで音質について「痩せた音」「ラジオみたい」といろいろ言ってきましたが、最終的には音が良いとか悪いとかそういう話じゃなくて、父のように聞こえにくい人達にとってはそういう音が聞こえやすい。それだけのことでした。
どうしてもミライスピーカーの音に満足いかないんじゃないかと心配な人は「テレビとミライスピーカー両方から音をだす」って方法があるので、購入したら試してみてください。
この魔法を使うことで普段のテレビの音にミライスピーカーの声の聞こえやすさがプラスされて、音質に対する物足りなさを解消することができます。
うちでもこの方法を試して父に聞いてもらったのですが、ミライスピーカーの音だけの方が聞こえやすいということだったので今はやってません。
ミライスピーカーの口コミ・評判を見るそんなミライスピーカーですが、テレビ番組のジャンルによって聞こえ方に違いはあるんでしょうか。
番組のジャンル別ミライスピーカーの聞こえ方「ジャンルによっては臨場感に欠ける」
番組のジャンルによって聞こえ方に違いがあるのか父に聞いてみました。
ジャンルはこの7つ。
と言っても父の感想がシンプルすぎて、どのジャンルも「よー聞こえる」で済まされる恐れがあります。
そこで父の意見を中心におきつつも、僕が感じたことを父に「こんな風に聞こえるけどどう?」と確認して同意してもらえたものも混ぜ込んでいます。
これを書こうと思ったのは、僕がミライスピーカー購入前、レビューを読みあさってるときに「番組のジャンルによって向き、不向きってあるんかな?」と思ったのがきっかけでした。
しかし、実際にメモをとりながら父と番組をみてみると、期待したほどジャンルによる違いはないことに早く気づいてしまいました。それからは気が緩んで番組の途中で寝ることしばしば。
でもせっかくなので父とテレビを観た時間を昇華させる気持ちで書いてみました。
ということで、おおまかには「声は聞こえやすく、その他の音はテレビのスピーカーと比べると臨場感に欠ける」ということしか言ってません。読まずに飛ばしてもらってオッケーです。
各ジャンルの番組は実際に父と観た番組です。
1.スポーツ
番組:「相撲」「WWE RAW(プロレス)」
体と体がぶつかりあう音やプロレスのマットに体を叩きつける音など臨場感なし。実況や解説、相撲のインタビューなどはしっかり聞こえる。
父はアメリカのプロレス団体WWEのファン。音声は英語で日本語字幕のものを見てるんですけど、実況の英語が以前よりハッキリ聞こえたような気がしたらしいです。ちなみに父は英語はわかりません。
2.バラエティ
番組:「開運!なんでも鑑定団」「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」
何をしゃべってるか聞き取りやすい。はじけるような笑い声、大きいリアクションによるデカイ声、大人数の拍手、テロップが出るときの効果音は、ミライスピーカーの特性のせいか耳にくる感じがある。
3.旅・紀行
番組:「朝だ!生です旅サラダ」「鶴瓶の家族に乾杯」
話し声が聞こえやすくていいが、その風景から聞こえてくる自然音や、職人さんが作業するときに出る音などが味気ない。
4.音楽
番組:「うたコン」
声が聞きやすいので、歌詞が聞き取りやすい。
テレビと比べて音楽の迫力は欠けるけが、レビューで言われてるほど音楽とミライスピーカーの相性は悪いとは思えない。
5.ドラマ
番組:「麒麟がくる」「相棒 season19」
セリフは立体感があって聞き取りやすいけど、車の走っていく音、馬の蹄が土を蹴る音、扉が閉まる音など、背景の音がセリフと比べて遠くでなってるように感じる。
6.報道
番組:「ニュースウオッチ9」
報道番組は基本的にBGMや効果音がほとんどないので人の声がクリアに聞こえてるのが他のジャンルよりわかりやすい。
7.ドキュメンタリー
番組:「BS世界のドキュメンタリー」「ドキュメント72時間」
報道番組と同じでBGMが基本的にないので人の声が聞き取りやすく、よりミライスピーカーの効果を感じやすい。
ジャンル別どう聞こえるかは以上です。
あくまでも「それぞれの番組がどう聞こえるか」を意識しながら観てもらったのでいろいろ言ってますけど、声のクリアさ以外の部分が気になったのは最初だけ。
父も僕も途中から慣れてしまいなにも気にならなくなってました。
慣れってすごいですよね。
ミライスピーカーの口コミ・評判を見る次は簡単という次元ではない使い方についてです。
ミライスピーカーの操作は「簡単」というより「そのまま」
操作方法は簡単というよりも、基本的に新しいことを覚える必要がなく「そのまま」といった感じです。
ふだんと違うことと言えば、ミライスピーカーを使う前の
- ミライスピーカーにケーブルとACアダプターを接続
- ミライスピーカー本体の音量調節つまみを6割程度まで回し
- 電源を入れる
これらの準備が1回だけ。
これ以降は基本的にミライスピーカー本体にさわることがありません。いつも通りテレビリモコンで音量調節するだけです。
たまにミライスピーカーの存在を忘れてしまう父ですが、操作の「そのまま感」がそうさせてるのかもしれません。
ミライスピーカーの口コミ・評判を見る次は電源についてです。
電源は連動しないミライスピーカーとテレビ
気づいてる人もいると思いますが、念の為に言っておきますね。ミライスピーカーの電源はテレビと連動していません。
だからテレビの電源をオフにしてもミライスピーカーの電源はオンのままだし、ミライスピーカーの電源をオフにしてもテレビはついたままです。
ミライスピーカーの電源を切ろうと思ったら本体裏側にあるスイッチでオフにする必要があります。
これがめんどくさい。ここまで不満のなかったミライスピーカーですが、これは不満です。ただどうしようもないのも理解してます。
ということで、祖先からめんどくさがりのDNAを丁寧に引き継ぐ父は、ミライスピーカーの電源を入れっぱなしでも問題ないと取扱説明書に書かれてたのをいいことに、電源はオンのままつかってます。
DNAを言い訳に電源を切らない父に母が眉毛をピクつかせましたが、テレビからの音声がない状態の消費電力は1時間で約0.56W。電気代にすると0.01円ということでなんとか我慢してくれてるようです。
と、父は思ってるのですが、母情報によると実際には母がこっそり夜中にオフにして朝にオンにしてるようです。
母は何度か朝オンにするのを忘れたこともあるようでこんな会話もあったようです。
父「切った?」
母「なにが?」
父「なんもない」
結局は母もめんどくさくなって電源はオンのままつかってるようです。
レビューは以上です。
テレビの音量問題で悩んでる方はぜひ試してみてください。満足できなくても返品できる「60日間返金保証」がついてる公式サイトでの購入がおすすめです。
返金保証について詳しく見る最後に│実物を見た気になれる。かもしれあい「画像で見るミライスピーカー」
ふつうの家電ならお店に行って実際に見て触ってできるのですが、ミライスピーカーはネットショップのみの取り扱いなのでそれができません。
ちょっとでもどんな感じか伝えわるようにミライスピーカーと付属品の画像を並べてみました。
ミライスピーカーを実際に見て触れたつもりになってもらえたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
購入前は僕も不安でした。その不安を解消しようと調べるんですけど知りたい答えはなかったり、あっても星のように散らばっていました。
時間をかけて必要な情報を集めたんだから1箇所に集めておけば僕のように不安を抱えてる人の役に立つんじゃないかと思い、まとめてみました。そしたらけっこうな文字数になって自分でもひいてます。
おっと、猫ちゃんがゴハンをくれと呼びに来たのでそろそろ失礼します。
あなたのモヤモヤがひとつでも解消されていい選択ができますように。
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