まずは今すぐできて、お金がかからないテレビの音声設定から。

いますぐできる! テレビの音声設定
まずはお金をかけずに今すぐできる「テレビの音声設定」を調整して聞こえやすくしてみましょう。
劇的な変化はないかもしれませんが試す価値はあります。
リモコンにある設定ボタンを押して・・・と説明していきたいところなんですけでど、メーカーや機種によって違うので大変です。
ということでテレビの取扱説明書を用意しましょう。
わかります。必要なときにスッと出てこないのが取扱説明書。探し出すのはあきらめて『(テレビの型番) 取扱説明書』で検索してください。

気づいてないことが多いですが、テレビによっていろんな音声設定が用意されています。
スポーツをみるときには臨場感を重視、ニュースや映画をみるなら声を聞こえやすくするような設定ができるものや、シンプルに声の聞きやすさのみをアップさせる機能などなど。
取扱説明書やリモコンから設定画面をひらいてどんな機能があるのか確認してみてください。
え?なかった?
落ち着いてください。音声設定に「高音」や「低音」っていうのはあるはずです。

この2つを見つけたら、「高音を強く」「低音を弱く」設定しましょう。あと、「サラウンド」という項目があったら「オフ」にしましょう。
音に厚みがなくなって安っぽくなると思いますが、今よりは声が聞こえやすくなるはずです。
うちでも高音を強く、低音を弱く設定してわりと聴こえやすくなりました。
でも、人によっては音声設定を「標準」に切り替えるだけでも効果がある場合もあります。いろいろ試してみてください。
次に紹介するのは、父親が老人性難聴になったことが開発のきっかけとなったスピーカーです。
聞こえやすい音に変換するスピーカー

聞こえやすい音に変換するミライスピーカー ホームについて詳しくみる
テレビの音を聞こえやすいように変換して耳まで届けてくれるサウンドファンのミライスピーカーです。
このあとも色々と紹介していきますが、ミライスピーカーはテレビの音が聞こえにくくなって爆音でテレビをみるようになった父が実際につかってるのでおすすめです。
おすすめする理由は2つ
- ふつうのボリュームでしっかり聞こえる
- いつもと同じようにつかえる
それぞれ解説していきますね。
聞こえやすい音に変換
一般的なスピーカーは音質をよくすることが目的ですが、ミライスピーカーは聞こえやすくすることを目的にしています。
変換された音はボリュームを上げすぎなくてもしっかり耳に届くので、近所の人や家族に迷惑をかける心配がありません。

もともと開発者の父親が老人性難聴になったのがミライスピーカーをつくることになったきっかけということもあり、難聴の方に利用されています。
うちの父(70代)も耳が遠くなってきてテレビのボリュームが上がり、母から苦情というか愚痴というかそういう電話がかかってきたのをきっかけにこのスピーカーをつかうようになりました。
音の感想としては、抽象的な表現になりますが、軟弱なテレビスピーカーから出てくるモヤッとした音声と違い、まわりのモヤモヤが晴れた音声がストレートに耳に届くような印象で、父のボリュームも落ち着きました。
詳しくは「【レビュー】ミライスピーカーホームを買ったら、父の表情は険しくなり、母は窓を開け放ち、僕は焼肉とサヨナラした」に書いてるのでよかったらのぞいてみてください。
いつもと同じようにつかえる
スピーカーのボリューム調整はテレビ側でおこなうので、これまで通りテレビリモコンで操作します。
新しい操作を覚える必要がないのってけっこう大きいですよね。
そんなミライスピーカーにも欠点が1つだけあります。それは価格。
29,700円(2020年7月2日現在)もしやがるんです。たっかっ!
そんなにするんやったら聞こえにくいままでええわ!って言いたくなるほどの値段です。
こんなに高いうえに「テレビの音の聞こえにくさ」は人によって違うのであなたにミライスピーカーが合うかどうかわかりません。
でも、ミライスピーカーは、効果を感じられなかったらお金を返してもらえるんです。
公式オンラインストアから購入した場合に限りますが、30日以内なら満足ができなかった場合にお金を返してもらえる「30日間返金保証」という制度が用意されてるので、不安は人はこちらの制度を活用することもふまえて検討してみてください。
次はミライスピーカーのように「音を聞こえやすく変換する」ではなく、「スピーカーを近く(手元)に置くことで聞こえやすくする」のが特徴の「手元スピーカー」を紹介します。
近くに置いて聞こえやすい手元スピーカー
手元スピーカーとは、名前の通り手元(近く)に置いてつかうスピーカーなので小さなボリュームでも聞こえやすいのが最大の特徴。
夜中にテレビを見たい、家族や近所に気を使わずテレビを楽しみたい、キッチンで料理をしながらテレビを見たいという人達に選ばれています。

ということで選び方を解説・・・と思ったのですが、まずは評価の高いものの中から特におすすめの手元スピーカーを紹介していきます。選び方はそのあとで。
バランスNo.1
必要な機能はしっかり搭載され、ムダなものが無い手元スピーカー。
このスピーカーのポイント
- 好きなところに置ける無線式
- 聞こえにくいをあきらめない2つの機能
- バッテリー切れの心配なし
- 濡れた手でも操作できる生活防水
このあたりを「手元スピーカーって何?」って人にもわかりやすく解説していきます。
好きなところに置ける無線式
テレビの横に置いた送信機とスピーカーは無線でつながっているので置く場所を選びません。それにケーブルに足をひっかける危険性もありません。
無線と聞くと接続がややこしそうに感じたかもしれませんが安心してください。
送信機には、電源をとるためのACをアダプターとテレビから音声をとるためのケーブルをつなげるだけですぐに使えます。
送信機とスピーカーの間にややこしい接続はありません。
聞こえにくいをあきらめない2つの機能
この手元スピーカーにはテレビの音声を聞こえやすくする
- 声を聞こえやすくするための「はっきり音声」
- ボリュームをマックスまで上げても音が小さいときに役立つ「パワフル音量」
これら2つの機能が搭載されています。

いきなり「はっきり音声」や「パワフル音量」って言われてもピンとこないと思うので解説していきますね。
「はっきり音声」はテレビから出る音声の中でも声を聞きこえやすくする機能。
ニュースキャスターの声やナレーション、映画やドラマのセリフが聞こえにくいときオンにすることで声が聞こえやすくなります。
こういう「声が聞こえやすくなる機能」は、手元スピーカーでは定番機能。次に紹介するSONYの手元スピーカーでは「はっきり声」という名前ですが同じような機能が搭載されています。
「パワフル音量」はスピーカーの音量が小さいと感じたときにオンにすると音量が大きくなる機能です。この機能をつかう場面は少なそうですが、あると安心です。
この2つの機能を搭載してることから「テレビの音が聞こえにくい」をあきらめてないことをわかりますよね。
バッテリー切れの心配なし
1回の充電で約20時間つかえるので、まる1日つかって寝るときに充電するというサイクルで使えばバッテリー切れの心配はありません。ちなみに充電時間は約4時間。
充電式だとバッテリーの劣化が心配ですよね。
長時間つかえなくなってきたら別売りのACアダプターをスピーカーに接続しましょう。この方法だとバッテリー切れの心配と本当の意味でサヨナラできます。
ちなみに自動電源オフ機能もついてるのでバッテリーのムダ使いを防止してくれます。
濡れた手でも操作できる生活防水
防滴機能が搭載されてるのでキッチンで料理や洗い物をしながらもで使えます。

防滴はよく耳する「防水」とはベツモノ。
極端なはなし、防水は水につっこんでも大丈夫だけど、このスピーカーに搭載されてる「防滴」は「濡れた手でさわっても壊れないレベル」のものです。
ちなみにこのスピーカー、メーカーのJVCケンウッドがamazonに商品を登録するときにカテゴリーを間違ったのか、「手元スピーカー」で検索してもヒットしません。
ということで隠れた名品ということにしといてください。
次はテレビリモコンが自分の存在意義について悩みだす多機能手元スピーカーです。
サヨナラ、テレビリモコン
ほぼテレビリモコン
いかにも日本の家電メーカー、という感じの全部のせ多機能手元スピーカー by SONY
一般的な手元スピーカーでできることと言えば、ボリューム調整くらいですが、SONYのこのスピーカーはそれ以外に
- チャンネルの変更
- テレビの電源
- 消音
- 地デジ/BS/CSの切り替え
これらの操作ができます。
いつものテレビリモコンがなくても近くに置いてる手元スピーカーだけで操作ができるのは便利ですよね。
声が聞きとりやすくなる「声用スピーカー」
上で紹介したJVCケンウッドのスピーカーは、声を聞こえやすくするために
+
「音量が大きくなる機能」
この2つの機能を搭載していました。
一方、SONYの手元スピーカーは
+
「声用スピーカー」
で声をより聞こえやすくします。

なんかスゴそうですけど、レビューをみた感じでは、この声用スピーカーに効果を感じてる人が少ないんですよね。
見た目にわかりづらいから、そもそも搭載されてること自体気づいてないんじゃないかと思うほど影が薄いです。
その逆で声が聞こえやすくなる機能には効果があるという声が目立ちます。
まる一日使うには心細いバッテリー
約3時間の充電で、最大約13時間つかえます。
最初に紹介したJVCケンウッドの手元スピーカーが約20時間。それと比べると休みの日に一日中テレビをみるのに13時間ってのは心細い。
比較してみよう

最初に紹介したJVCのケンウッドの手元スピーカーとどこかが同じで、どこが違うのかがわかるように表にしてみました。
見た目はまったくベツモノですが、似たところが多いので
- 価格
- 連続使用時間
- 聞こえやすくする機能
このあたりの違いに注目して比較してください。
表は横にスクロールできます
SONY SRS-LSR200 (今紹介してるのはコチラ) | JVCケンウッド SP-A850-B | |
---|---|---|
特徴 | 多機能 | バランス |
参考価格 | 19,873円 | 11,800円 |
通信方式 | 無線(2.4GHzデジタルワイヤレス方式) | 無線(2.4GHzデジタルワイヤレス方式) |
電源 | 充電 | 充電 |
連続使用時間 | 約13時間(充電時間:約3時間) | 約20時間(充電時間:約4時間) |
聞こえやすくする機能 | はっきり声 + 声用スピーカー | はっきり音声 + パワフル音量 |
防滴 | ⭕ | ⭕ |
自動電源オフ | ⭕ | ⭕ |
ヘッドフォン端子 | ⭕ | ⭕ |
次はめっちゃ安いけど最低限の仕事はこなしてくれる手元スピーカーです。
とにかく安いやつ
- 接続方法も使い方も簡単なので高齢者にもおすすめ
- とにかく安いもの、という人に
- 余計な機能はいらないという人に
1,000円ちょっとなので、これまで紹介してきた手元スピーカーと同じように考えるとケガしますぜ。
❌ 防滴
❌ 自動電源オフ
こんなセレブな機能はありません。あるわけがありません。できることと言えばボリューム調整くらい。
機能なんてどうでもいい。近くで鳴ってくれればそれでいいという人にのみ超おすすめです。
有線だから接続が簡単
これまで紹介してきた手元スピーカーは送信機からテレビの音声をスピーカーに飛ばす無線タイプでした。
このスピーカーは有線。スピーカーの背面からのびるケーブルをテレビのイヤホン端子につなげるだけで使えます。
ケーブルは5m。これだけあればいろいろな場所に置けます。もしも5mじゃながすぎるとなった場合でも、スピーカー本体に巻きつけて収納することができるので安心です。

ただ、有線タイプの宿命ですが、ケーブルに足をひっかけて転倒する危険性があるのでそこは気をつけてくださいね。
ダイヤルひとつだけなので迷わない
操作するのは電源のオン・オフとボリューム調整が一体になったダイヤルひとつだけなのでどうやって使えばいいのか迷いようがありません。

電源をオフにするたびにボリュームをゼロにすることになるので、ボリューム調整がめんどくさい。でも逆に言えば毎回適正なボリュームでつかうことができます。
電源は単3乾電池2本
これまで紹介してきたものは充電式でしたが、こちらは単3乾電池2本で動きます。
乾電池と聞いて若干の拒否感を持った人は僕だけじゃないはず。
だって交換がめんどくさいし、乾電池の替えを切らしてたら使えないじゃないですか。
そんな心配もエボルタやエネループといった充電できる乾電池なら「必要なときに電池がない!」を回避できます。
それに毎回乾電池を買うより、充電式の乾電池の方が経済的です。

おすすめの手元スピーカーは以上です。
次は手元スピーカーの選び方を解説していきます。
ポイントをおさえておけば効率よく求めてる製品にたどり着くことができるので、自分でも探してみたいとう人は是非、参考にしてください。
手元スピーカー選び方
ここまで
- バランスNo.1
- サヨナラ、テレビリモコン
- とにかく安いやつ
3タイプの手元スピーカーを紹介してきました。
もう少し自分でも手元スピーカーを見てみたいと思った人はこれから紹介する手元スピーカーの探し方を参考にしてください。
手元スピーカーを探すときのポイントは6つ。
- 無線か有線か
- 通信方式
- 電源
- 何時間つかえるか
- 声がきこえやすくなる機能の有無
- 防滴
簡単にですがひとつずつ解説してきます。
無線か有線か
主流は無線。無線だと線の長さによる置き場所の制限がない。
有線は接続が簡単。しかし線があることで置き場所が制限される。足をひっかける危険性もある。
通信方式
無線だと「2.4GHzデジタルワイヤレス方式」というのが主流。ここで紹介した無線方式の手元スピーカーはすべてこの方式。
商品説明で
- 2.4GHz帯
- 2.4GHzデジタルワイヤレス方式
- 2.4GHz無線伝送方式
- 2.4GHz帯デジタルワイヤレス方式
このように表記がバラバラなので「2.4GHz」を目印に確認してください。
この他に「Bluetooth」というのがありますが、接続方法がめんどうだったり、「遅延」と言ってテレビの音が遅れて聞こえてくることでテレビの映像とのズレが発生する問題がついてまわります。
と言っても気になるほどの遅延が発生しない方式のモノもあるようなので、選択肢を広げたいならそちらも検討してみてください。
電源(充電式、ACアダプター、乾電池など)
主流は充電式。
ACアダプターはバッテリー切れの心配がないが、ACアダプターのケーブルのせいで置き場所に制限ができる。
乾電池は交換の手間がめんどくさい。買い置きがないと手元スピーカーを使えずに絶望するが、充電式の乾電池をつかうことで解決できる
何時間使えるか(充電式、乾電池の場合)
充電式の場合、朝から晩までテレビをみることも考えて最低12時間はほしい。
乾電池商品説明では「連続使用時間 約◯時間」や「最大約◯時間」と記載されてることが多い。
乾電池式では40時間〜50時間が目安
ついでに充電にかかる時間の確認も忘れずに。
声がきこえやすくなる機能の有無
ニュースやナレーション、ドラマや映画などに役立つ「声が聞こえやすくなる機能」がついてれば安心です。
声が聞こえやすくなる機能の名前は「はっきり声」や「ボイスズーム」などメーカーや製品によって違うのでしっかり確認してください。
防滴
キッチンで料理や洗い物をしながら使う予定の人は防滴機能がついてるか確認してください。
「防滴」は濡れた手で操作しても大丈夫レベルのものなので、防水と勘違いして水につっこんだりしないよう注意!
次は「アメトーーク!」の家電芸人で紹介されたことで一気に知られることになったネックスピーカーを紹介します。
どこにいても同じように聞こえるネックスピーカー
ネックスピーカーとは、首にタオルをかけるように首にかけてつかう充電式スピーカーで、鎖骨から耳に向かって音が出てるイメージです。
「アメトーーク!」の家電芸人の土田さんが紹介したことで多くの人に知られることになりました。

ネックスピーカーの特徴はこんな感じ。
- 鎖骨から音で出てるようなものなので装着したまま移動しても聞こえ方が変わらない
- ヘッドホンのように耳をふさがないので、スマホの通知音、玄関チャイム、話し声が聞こえる
- 肩にかけるだけなので、ヘッドホンと比べて長時間装着してても疲れにくい
音声はテレビに接続した送信機をつかって無線でネックスピーカーに飛ばします。
送信機はネックスピーカーとセットになってたり、別売りなってるものがありますが、ここではすぐに使えるようにセットになってるものを紹介します。
ということで、評価の高いネックスピーカーの中から、おすすめネックスピーカーを紹介していきます。
長時間テレビを見る人におすすめな軽量ネックスピーカー
あ、つけてたんだ
テレビでネックスピーカーに重要なのはこの2つ。
- 軽い
- 長時間つかえる
重さは88g。チキンラーメン1袋分くらいの重さ。と言われてもピンとこないと思いますが、ネックスピーカーのなかではトップクラスの軽さ。
長時間つかっても重さでつかれることがありません。
電池が約14時間もつのでバッテリー切れの心配をもありません。
この2つがそろえばネックスピーカーを使ってるということを意識せずに長時間テレビに集中できるようになります。
音質は期待しないで
音質は期待しないでください。と言っても音質が悪いわけはではありません。
クリアでドラマのセリフやナレーションは聞こえやすいとは思うのですが、低音があまり出ないので音楽番組をみるには物足りないはずです。
その点が気になる人は次に紹介するSONYのネックスピーカーを検討してください。
音と言えば、レビューを読んでると「音が小さい」という声がチラホラ目に付きます。
これを見た人は心配になると思いますが、ここ10年に発売されたテレビには、テレビのスピーカーとは別にヘッドホンのボリュームを調整する機能がついています。
これを調節することでネックスピーカーの音量を大きくすることができます。
公式サイトの「テレビと接続すると音が小さい」でも音量問題について触れられてるのでそちらも参考にしてみてください。
安い
シャープという有名メーカーにしてはお手頃価格で10,000円前後で購入できるので最初の1台に最適です。
二度見するほど見たことないメーカーのものなら4,000円くらいのもあるんですけど、テレビで使うのに必要な送信機がセットになってません。
送信機は単体だと4,000円くらいするので、わけのわからないメーカーの安いネックスピーカーと組み合わせて買ってもお得感は少なめ。
ちょっとでも安く買いたい! って人以外にはおすすめしません。
肩への負担がよりすくない
軽さにこだわるならシャープのネックスピーカーより5g軽いこちらがおすすめです。
JVC SP-A7WT-B NAGARAKUについて詳しくみる
重さ以外にもちがうところがあるので表にしてみました。
*価格はamazon(2020年8月4日)を参考にしました。
表は横にスクロールできます
SHARP AN-SS1-B | JVC SP-A7WT-B NAGARAKU | |
---|---|---|
価格 | 10,000円 | 14,859円 |
重さ | 88g | 83g |
連続使用時間 | 約14時間 | 約15時間 |
充電時間 | 約2.5時間 | 約3時間 |
こうやって比較すると砂糖小さじ1杯分(5g)軽くなり、1時間長くつかえるだけにしては値段が高いですね。
長時間つかっても疲れないように軽いネックスピーカーを紹介してきました。
次はアメトーーク!の「家電芸人」で実際に紹介されたSONYのネックスピーカーです。
アメトーーク!で有名に
2018年、「アメトーーク!」の家電芸人で土田さんが紹介してたのでなんとなく知ってるって人もいるんじゃないでしょうか。
品川庄司の品川さんや、MCの宮迫さんが実際につかって絶賛したことで売り切れが続出したというアレです。
音質
音について公式サイトの製品ページにこう書かれています。
スピーカー開口部から放射状に音が広がるソニー独自のボディー構造とデジタル音声処理(略)スリット構造(略)スロープ形状のディフューザー(略)調音ダクトを配置…
SONY
専門用語が渋滞をおこしていてさっぱりわかりませんが、レビューによると高音・中音・低音のバランスがよくクリアな音質。
逆に言えば低音を重視してる人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。
でも、このネックスピーカーには低音部分を振動で再生してくれる機能が搭載されています。
映画の爆発シーンや足元をはうような地響き、ライブ映像ならドラムやベースの音を振動で再生することで臨場感を味わえます。
ちなみに低音と言えばBOSEのネックスピーカーが人気です。
肩がこりやすい人にはおすすめできない重さ
こちらは上で紹介したシャープのネックスピーカーと比べて3倍ちょっと重くなってます(88g→335g)。
88gがチキンラーメン袋分だとすると、335gは販売機で売ってる「おーいお茶」の太缶くらいの重さです。

この例えを聞いただけで肩が凝りそうな人や、長時間つかう人はやめておいたほうがいいでしょう。
ただ、そこまで気にならないという声や、重いことで装着感が安定して良いと言う声もあるので、このネックスピーカーに興味がある人はお店で実際にのっけてみてください。
長時間つかうには不向き
連続使用時間は約7時間。上で紹介したシャープのネックスピーカーが約14時間なので半分。
平日はそんなにテレビを見ないけど、休日は録画してる番組を一気に消費する人や、シンプルにテレビを見る時間が長い人には心細いですよね。
ちなみに充電にかかる時間は約3時間。
スマホのように充電しながらつかうことはできないのという点にも注意してください。
用事をしながらもしっかり聞こえる
テレビの音声は送信機からネックスピーカーに無線で飛ばします。その距離、約30m。
「テレビからそんなに離れるほど部屋広ないわ!」と思ったかもしれませんが、この距離が長いとテレビをみながら冷蔵庫に飲み物を取りに行ったり、掃除機をかけたり、料理をしにキッチンに行くのにも音声が届くので聞き逃す心配がありません。
ちなみに主流は約10m。これで困ることはないと思いますが、どこにいてもテレビの音声を聴き逃したくないという人にはSONYのネックスピーカーをおすすめします。
ネックスピーカーの選び方
たった2つ紹介されたくらいじゃ物足りない。自分でも探したいという人はこちら。
テレビにつかうネックスピーカー選びのポイントはこの4つ。
- 使用時間
- 重さ
- 送信機の有無
- 通信方式
簡単に解説していきます。
連続使用時間
1回の充電で何時間つかえるか。
約6時間〜20時間と幅があるのでライフスタイルに合わせて検討してください。
あと、基本的に充電しながらはつかえません。「充電時間=使用できない時間」と考えて確認しましょう。
充電時間の目安は2〜5時間ほど。
重さ
長時間つかう人は軽いものを選んだほうが後悔が少ないでしょう。
ただ、「軽いものは音質がそれなり」「重いほうが音質が良い」と一般的に言われています。
音質を重視する人は「軽くて高音質」という幻のネックスピーカーを探す前に、重いものからチェックしたほうが効率的です。
ちなみに重さの幅は83g〜370gくらい。
送信機の有無
テレビの音声をネックスピーカーに飛ばすには送信機が必要になります。
この送信機がセットになってないものがけっこうあるのでかならず確認してください。
この記事ではネックスピーカーを購入したらすぐにつかえるように送信機がセットになったものだけを紹介しました。
セットになってなくても、別売りの送信機を購入することでつかえます。だいたい4,000円くらい。
ちなみに送信機は「トランスミッター」とも呼ばれています。もし探すなら参考にしてください。
音ズレはないか
送信機からネックスピーカーに音声を無線で飛ばすのに使われてる技術によっては、音が遅れて届くものがあります。
音楽を聞くだけならこの遅れは気になりませんが、テレビだと音声が遅れて聞こえることで映像と合わなくなって違和感がえぐいことになります。
だから音ズレのあるやつだけは買わないためにもレビューで「遅延」という言葉を検索してください。

「遅延はほとんど感じませんでした」や「遅延はあります」などの回答が見つかるはずです。
これら4つのポイントをふまえてamazonでおすすめのネックスピーカーをみてみる
没入感ならヘッドホン
テレビを見るのにヘッドホンをつけるなんてオオゲサに感じるかもしれませんが、テレビの音は確実に聞こえやすくなります。
テレビ用ということで長時間つかうことにむいてるヘッドホンを紹介します。
といってもヘッドホンなんて腐るほどあるので、そのなかからテレビを見るのにちょうどいいヘッドホンを1つだけ紹介します。
創業者がアメリカ製スピーカーの音を聞いて「いつか自分も純国産スピーカーを!」というとこからスタートしたオーディオメーカー「パイオニア」のヘッドホンです。
テレビに集中
たくさんあるヘッドホンの中から、テレビ用としてこのヘッドホンを選んだ理由は3つ。
- 長時間つかっても耳が痛くなりにくい
- テレビに集中できる
- 1,0000円以下
それではひとつずつ解説していきます。
長時間つかっても耳が痛くなりにくい
パイオニア SE-MS5T(以下、パイオニアのヘッドホン)は「オーバーイヤー型」といって、耳をスッポリとおおってしまうタイプなので、ヘッドホンが直接耳を圧迫することがなく、痛くなりにくいのが特徴です。

KOPFHOERER.DEより
もうひとつイメージがわきにくいと思うので下の画像をみてください。

右が今解説してる耳が痛くなりにくい「オーバーイヤー型」。すっぽりと耳がおおわれてるのがわかりますよね。
ちなみに左は「オンイヤー型」と言います。見ての通り耳を直接圧迫するので長時間つかうと耳が痛くなりやすいので長時間テレビをみるのに向かないと思い今回はスルーしました。
テレビに集中できる
テレビに集中できる理由はこの2つ。
- バッテリー切れの心配がない
- 密閉型なので周囲の音を遮断
パイオニアのヘッドホンは有線タイプ。
ワイヤレスヘッドホンの宿命であるバッテリー切れの心配がないぶんテレビに集中できます。
もうひとつの理由は「密閉型」ということ。
まずはこの画像をみてください。

耳側と逆、ロゴが入った面に違いがあるのがわかるでしょうか?
左はパイオニアのヘッドホンが採用してる「密閉型」。その名の通り密閉されています。
右側はメッシュになっていて密閉されていません。これを「開放型」といいます。
「密閉型」は言ってしまえば耳をふさいでるのに近い状態なので、外部の音にジャマされることなく、テレビの音に集中できます。
逆に外部の音が聞こえにくくなるので宅配便やLINEの通知音に気づかないかもしれません。
そういうのが心配な人には「開放型」がおすすめです。密閉されてないので、外部の音が聞こえやすく安心です。
値段のわりに評価の高いaudio-technicaのATH-AD500Xがおすすめです。
開放型のaudio-technica ATH-AD500Xを詳しくみる
1,0000円以下
2020年8月4日現在、amazonなら7,959円で購入できますが、ヘッドホンは価格の変動があるので確認しておきましょう。
どこの馬の骨かわからないメーカーのものや、評価の低いものならもう少し安いのもありますが、レビュー数、評価の高さ、価格のバランスを考えたらやっぱパイオニアのヘッドホンがおすすめです。
「とにかく低音!」な人にはおすすめできない
レビューでは「低音が弱い」というのをチラホラ見かけます。
低音についてふれてるレビューをかたっぱしから読んでみると、弱いというより「高・中・低のバランスがいい」という印象を受けました。
耳を震わす低音がないと物足りない、という人にはおすすめできません。
唯一の欠点はケーブルの短さ
総合的におすすめなパイオニアのヘッドホンですがケーブルが1.2m。んー短いっ!
1.2mでも大丈夫って人もいると思います。でも、もしもダメな場合は延長コードを購入しましょう。
ヘッドホンの選び方
自分でも探したいって人に向けてヘッドホンの選び方を簡単に解説しておきます。
ポイントはこの3つ
- オンイヤーとオーバーイヤー
- 有線と無線
- 密閉と開放
それぞれ簡単に説明していきます。すでに解説したところもあるので肩の力を抜いてごらんください。
オンイヤーとオーバーイヤー
オンイヤーとは、耳を直接圧迫するするタイプ。
「いただきます」の手にしてください。指をまっすぐのまま右手は右耳に、左手は左耳に押し当ててください。それ!そんな感じ!
耳を直接圧迫するので長時間テレビを見る人にはむいてません。
でも、毎日1時間くらいしかテレビを見ないって人はこちらでもいいかもしれません。
オーバーイヤーとは、耳をすっぽり覆うタイプ。
両手で水をすくうような手の形にしてください。丸みをたもったまま右手は右耳に、左手は左耳にもっていき耳を覆います。はい、それ!そんな感じです。
耳に直接触れないので痛くなりにくいですが、耳を直接圧迫するオンイヤーと比べて重いものが多いのでなるべく軽いものを選ぶのがポイントです。
有線と無線
主流は無線。
無線だとケーブルを気にせずつかえていいのですが、送信機とヘッドホンの接続設定が必要ですし、バッテリーで動くのでバッテリー切れの心配、充電中はつかえないという欠点があります。
あと、音が遅れる「遅延」も心配です。
有線なら電源も接続設定も必要ありませんし、遅延の心配もありません。
気になるヘッドホンに遅延があるかないか。確認方法はネックスピーカーで紹介した方法を応用してください。
密閉と開放
密閉型と開放型の大きな違いは、外部の音が聞こえるかどうか。
密閉型は遮音性が高いので集中してテレビをみることができます。
その反面、周囲の音が聞こえにくくスマホの通知音や宅配便が来たことを気づかないことがあります。
開放型はその名の通り耳の部分が開放されてるので周囲の音が聞こえますが、それがジャマになる可能性もあります。
あとは、長時間つかうことを考えたらできるだけ軽いのがおすすめです。
3つのポイントをふまえてamazonでヘッドホンを探してみる
リンク先、右ちょい上あたりある「絞り込み」をつかうと目的のヘッドホンを探す近道になります。
とにかく安く済ませたい人はイヤホン
テレビ・ラジオ用の片耳イヤホンが100均にあります。

音質?なにそれ、とにかく聞こえたらええねん、という人はこれ一択でしょう。
イヤホンを装着するのは片耳だけなので、あいた方の耳で周囲の音も聞こえますし、ヘッドホン端子に差すだけで使えるというシンプルさ。
もちろんバッテリー切れや、充電池の劣化も心配しなくてオッケー。
音質についてはこれを選んだ時点で捨てたと思ってください。
低音が弱いとか、こもって聞こえるなんて不満がむくむくとでてきたら買ったときのレシートをみて「100円やしな。しゃーないな」と気持ちを落ち着けてください。
音質を投げ捨ててしまえば一番ハッピーな選択肢です。
以上です。あなたにまともなテレビライフが一日でも早く戻ってきますように!