ミライスピーカーホームはワイヤレス非対応
ミライスピーカーホームは、「有線接続」です。
ワイヤレスではありません。
ワイヤレスに対応していない理由
ミライスピーカーホームがワイヤレスに対応していない理由は、高齢者に向けた製品だからです。
公式サイトの製品説明に「高齢者向け」と書かれてるわけではありませんが、以下の理由から高齢者向けだと言えます。
- ミライスピーカー開発のきっかけは創業者のお父さんの難聴
- テレビCMに高田純次さんを起用
- 取扱説明書に描かれてるのが初老男性
1.ミライスピーカー開発のきっかけは創業者のお父さんの難聴
ミライスピーカー誕生のきっかけは、創業者である佐藤和則さんの父親が老人性難聴になったことでした。
以前、テレビ東京「ガイアの夜明け」でミライスピーカーが取り上げられたことがありました。
そこで、ミライスピーカーの試作品をお父さんに試してもらってる映像が放送されました。(詳細記事:「ガイアの夜明け」放送内容)
2.テレビCMに高田純次さんを起用
過去のCMには、当時75歳だった高田純次さんが起用されていました1。
CMの中でこんなセリフがありました。
耳が遠くなってることを「大人の耳」と言い換えてることからも、CMのターゲットが高齢者だと考えられます。
ちなみに、現在のテレビCMには初老男性が登場します。
3.取扱説明書に描かれてるのが初老男性
機械が苦手な高齢者でもわかりやすいように取扱説明書「接続のしかた」は4コマ漫画になっています。
この4コマ漫画に登場するのは初老男性ということからも、高齢者をターゲットにした製品だと考えられます。
ワイヤレス非対応が高齢者と家族にやさしい理由
ミライスピーカーホームはワイヤレス非対応。
だからこそ実際に使用する高齢者と、その家族にやさしいと言えます。
具体的には以下をごらんください。
- 非対応だから「機械が苦手な高齢者でもわかりやすい」
- 非対応だから「トラブルに対応しやすい」
- 非対応だから「充電の手間や充電池の劣化の心配がない」
- 非対応だから「声の遅れがない」
ひとつずつ見ていきましょう。
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調査記事|ミライスピーカー丨耳が遠い高齢者の口コミ評判を徹底調査
非対応だから「機械が苦手な高齢者でもわかりやすい」
ワイヤレスタイプはテレビ音声を無線でスピーカーに飛ばします。
一方で、ミライスピーカーホームはワイヤレス非対応。テレビ音声は音声ケーブルを伝ってミライスピーカーホームに届きます。
機械が苦手な高齢者は、BluetoothやWi-Fiになじみがありません。挿すだけでなんとかなるケーブル接続の方がわかりやすく感じるようです。
うちの父もテレビ音量が爆音になりました。
早速テレビ用スピーカーを検討。父にも相談。最初に選択肢からはずされたのはワイヤレスタイプでした。
理由は「なんかややこしい」。
ちなみに、父は現在ミライスピーカーホームを利用しています(レビュー記事:老人性難聴の父がつかってみた)
▼ミライスピーカーホームの接続に関する口コミ
非対応だから「トラブルに対応しやすい」
ワイヤレスタイプと比べて、有線接続タイプはトラブルに対応しやすい特徴があります。
具体的な違いを見てみましょう。
ミライスピーカーホームの場合
ミライスピーカーホームの音が出ない場合、取扱説明書には音声ケーブルを抜き差しするよう書かれています。
それでもダメな場合の対処法は、以下のように簡単なものになっています。
- ケーブルが置くまで差し込まれているか
- テレビやスピーカーの音量をしぼっていない
ワイヤレスタイプの場合
ワイヤレスタイプのテレビ用スピーカーの一例として、「SRS-LSR200(SONY)」の場合を見てみましょう。
8種類の原因と対処方法が紹介されています。その中には、「音声出力の設定」「PCM」「ペアリング」と、聞き馴染みのない言葉がならびます。
家族にもやさしい
さきほど見てもらったとおり、ワイヤレスタイプの対処方法は比較的複雑です。
離れて暮らす家族にプレゼントした場合、トラブル対応がスムーズにいかない可能性があります。
一方で、対処方法が比較的かんたんなミライスピーカーホーム。電話での対応もむずかしくありません。もどかしい思いをせずに済みます。
ちなみにうちの場合、「音がでえへん」と父から電話があったときには、「ちゃんと線ささってる?」で解決しました。
非対応だから「充電の手間や充電池の劣化の心配がない」
ワイヤレスタイプの多くは充電式です。
充電式には以下の心配があります。
- 充電の手間
- 充電池の劣化
充電の手間
多くのモデルがテレビの横に設置した送信機を兼ねた充電台で充電します。
充電台に載せるだけで充電がスタートするのでとても簡単。
ただ、高齢者は3人に1人が膝や腰に痛みを抱えていると言われています2。充電台までスピーカーをもっていくのに苦労する方もいるはずです。
充電池の劣化
充電式の場合、繰り返し充電することで充電池は劣化します。
朝から晩までつかえてたのが、昼までになり、最終的には買い替えることになります。
ミライスピーカーホームは電源アダプタータイプ
ミライスピーカーホームは電源アダプタータイプ。コンセントに挿すだけ。
充電切れの心配や、充電の手間を気にする必要はありません。
非対応だから「声の遅れがない」
ワイヤレスタイプにつきものなのが声の遅れ。
いっこく堂さんの「…声が…遅れて…聞こえてくるよ」のように、モデルによっては映像に対して声が遅れることがあります。
声が遅れる原因は、音声を送る以下の仕組みにあります。
- 送信機が音声データを小さく圧縮してスピーカーに送る
- スピーカーは受け取った音声データを元通りにして再生
ドラえもんに引っ越しを手伝ってもらうのをイメージしてください。
家具をドラえもんのスモールライトで小さくしてから運びます。引っ越し先に着いたらもとにもどします。それと同じです。
ワイヤレスにはこのようなプロセスが必要なので、どうしても時間がかかってしまい声の遅れが発生します4。
ただ、ほとんどの製品がプログラムによって修正されて気にならないレベルになっています。
それでも、中にはテレビの映像に対して声が遅れる製品があるので注意してください。
ミライスピーカーホームは?
ミライスピーカーホームは有線接続タイプなので声の遅れはありません。
ワイヤレスタイプのように、無線で飛ばすために音声データを圧縮したりもとにもどしたりといったプロセスがないのが理由です。
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調査記事|ミライスピーカー丨耳が遠い高齢者の口コミ評判を徹底調査
ワイヤレススピーカーのメリットは本当にメリット?
ワイヤレススピーカーの代表的なメリットは以下の2つです。
- 持ち運びに便利
- ケーブルがないのですっきり
これらのメリットが、家でテレビを見る場合も本当にメリットなのか見ていきましょう。
持ち運びが便利
ワイヤレススピーカーの一番の特徴。それが持ち運びのしやすさです。
- 音声は無線でスピーカーに飛ばし
- 電源は充電式
無線が届く距離なら気軽に持ち運びできます。
ただ、うちの父のように決まった場所でテレビを見る方は、スピーカーを動かすことがありません。
ワイヤレスの最大の特徴「持ち運びやすさ」が活かせません。
ミライスピーカーホームはそもそも持ち運ばない
ミライスピーカーホームは、テレビの横に置いてつかうこを想定しています。ワイヤレスにする必要がないので
- 電源アダプター
- 音声ケーブル
がスピーカー本体につながっています。
テレビの横だと遠いから聞こえるか不安ですよね。
ミライスピーカーホームは聞きとりやすい音が部屋の隅々まで届くのでテレビの横からでもしっかり聞こえます。
このような理由から基本的に持ち運ぶ必要がありません。
なぜ離れていても声が聞きとれるのか
ミライスピーカーには特許技術「曲面サウンド(特許第6586702号)」が採用されています。(調査記事:ミライスピーカーが聞こえやすい理由)
曲面サウンドは、蓄音機の原理を応用した技術です。
以下の特徴があるので音量が下がります。
- 高齢者が聞きとりにくい人の声を強調
- 音のエネルギーが弱くなりにくいので、離れていても聞こえやすい
- 広範囲に声を届けることができる
ケーブルがないのですっきり
ワイヤレススピーカーはケーブルがないのでインテリア的にすっきりした印象です。
ミライスピーカーホームのケーブルは目立たない
ミライスピーカーには上の画像のように以下の2つのケーブルがつながっています。
- 電源ケーブル
- 音声ケーブル
ただ、ミライスピーカーはテレビの横に置いてつかうので、ケーブルが見えてごちゃごちゃした印象になりません。
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調査記事|ミライスピーカー丨耳が遠い高齢者の口コミ評判を徹底調査
まとめ
「ミライスピーカーがワイヤレス非対応」について解説してきました。
ここでまとめます。
- ミライスピーカーホームはワイヤレスに非対応
- その理由は機械が苦手な高齢者でも迷わずつかえるように考えられたから
- 非対応だから「機械が苦手な高齢者でもわかりやすい」
- 非対応だから「トラブルに対応しやすい」
- 非対応だから「充電の手間や充電池の劣化の心配がない」
- 非対応だから「声の遅れがない」
- ワイヤレスは持ち運ぶが便利だけど、そもそも持ち歩かない可能性あり
- ワイヤレスはケーブルがないのですっきりしてるけど、ミライスピーカーホームのケーブルは目立たない